仕事に繋がるノートの取り方を覚えよう


 ノートの使い方で仕事の進め方が見えると私は考えています。 仕事の目的は価値を産み出すことであり、 ノートの使い方はあくまで手段でしか無いのですが、 その使い方は価値を産み出すための生産性に大きく影響すると考えています。

 大学においても、講義、ゼミ、研究活動において、 ノートを活用する機会は多いと思います。 (研究活動におけるノートの重要性は、良い例ではレオナルド・ダ・ヴィンチのノート、 悪い例では小保方氏のノートを検索頂ければ感覚的に分かるかと思います)

 今、様々なデジタルツールが発展し、どうもアナログツールの代表であるノートやメモを活用する人が年々減ってきていると感じます。 記録する対象によって、これらのデジタルツールは効果的でもあるのですが、 それでも私はアナログツールにその優位性を感じており、 是非大学生の間に自分なりのノートの活用方法を学んで欲しいと思っています。 (レオナルド・ダ・ヴィンチがもし今の時代に生まれてきたとしたら、デジタルツールをどのように活用するのか、知りたいところです) (私の場合、例えばこのサイトの記事を作るにあたっても、一度手書きでストーリーを考えてから、PCに向かいます。仕事の資料作りも同様です) (打ち合わせの議事メモについては、流石にその場でPCで取ってしまいますが、、、)

 ここでは、ノートを取る対象として、講義を例にその目的や方法を紹介します。 私生活の記録や、読書記録等は、ノートではなくメモを活用する方法もありますので、 別項目でまとめたいと思いますが、(自分のフィルタを通した)事実を整理し、自分の考え(付加価値)を足しこんでいく、 という基本の考えは変わりません。 それぞれ説明したいと思います。

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ノートを取る目的@:事実の整理(一次情報の把握)

ノートには、自分のフィルタ(重要性の判別)にかけた一次情報を記録しましょう。 教科書に書いているから必要無い、ではなく、自分(や講義をする先生)が重要だと目利きをした 情報をノートに記載します。 この目利きという作業がポイントで、ノートを取ることで必要な情報を目利きする力が身につきます。

今、インターネットの発展で、世界中の至る情報に対して容易にアクセス出来る時代になっています。 その中で、真に役立つ一次情報が何なのかを選別するのに、アナログツールは最適です。 というのも、コピペが容易なデジタルツールの場合、選別しなくても全ての情報をベタ貼り出来てしまうからです。 アナログツールであるノートの場合、わざわざ文字に落とす、という作業が発生するため、 その判別に頭を使うことになります。これが良いトレーニングになります。

大学の講義の場合、おそらく先生が講義のポイントを板書してくれると思いますが、 その講義に付随する自分で調べた一次情報も丁寧にノートに記載するようにしましょう。 後、板書内容だけでなく、先生の発言も積極的にメモを取るようにしてください。 これらも(逆にこれらの方が)重要な一次情報だったりします。

ノートに記載する事実関係の情報は、本当に必要なものだ、という意識でノートを取ってください。 自然と字も綺麗になると思います(笑) (最初、何を写して良いのか分からなければ、 全部写すことに挑戦してみるのも良いと思います。自然に淘汰されるでしょう。ただ、途中で諦めてノートを取るのを止めた、は駄目です(笑))

ノートを取る目的A:自分の考えの整理(付加価値の付随)

一次情報を記載したノートに対して、自分の考えをどんどん追記しましょう。 一次情報を黒色でまとめた場合(一次情報に関する色分けは不要です。全て必要な情報のはずなので)、 それ以外の色で、自分の考えを追記していきます。

分からないポイント、面白かったポイント、後で調べたいこと、後で試してみたいこと、 抽象的な概念を具体的に落とした例、一次情報のイラスト化、何でも良いです。 理系科目の場合、自分で問題を作ってみたりするのも良いですね。 この自分の考えを追記することで、自分の頭が整理され、知識が知見に近づきます (その次は行動に移して、知見へと昇華させていきましょう)。

前項目で紹介した想起練習と合わせて、出来ればその日、遅くとも週末にまとめて、 この考えを追記する作業を行ってください。 講義に対する理解度も高まりますし、何より自分の頭で考え、付加価値を産み出す習慣が身につきます。 (付加価値を生み出せなかったとしても、付加価値を産み出すためにどう情報を集めたら良いのか、というセンスは鍛えられます)

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 この@/Aをセットでまとめていくことで、自分オリジナルの中身のあるノートが出来ていきます。 大事なのは中身であり、これらが記載されていたらもうノートを取る効果(時間に対する費用対効果)は得られているのですが、 もう少しだけ工夫点を挙げるとすると、

・ノートは時系列に取る。(科目ごとに分けない)
・ノートは大きめのサイズを使う。方眼タイプが良い
・少し良いノートを使う(モチベーションアップ)
・コピーを取りやすいようにペンで書く。(試験前に皆に重宝されます(笑))

 あたりも意識すると良いと思います。 (ここらへんになるとテクニックの話になるので、まぁ正直どうでも良いです。色々試してみてください)

 仕事においては、アイデアを出したり、合意形成を図るためにノートを活用したりするので、 大学の講義とは別の使い方になるのですが、やはりその本質は、一次情報の整理と付加価値の向上にあると思います。

 ノートを取ること自体を一つのトレーニングだと認識し、 是非学生の間に、自分なりのノートの取り方を作り上げ、 アナログツールの優位性を体感しておいて欲しいと思います。





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