大学生の間にこの80冊は精読しよう


 大学生の間に500冊の本を読むことを目標としてほしいとまとめましたが、 その中でも特に投資対効果が高いと思われる80冊を選別しました。 是非参考にしてみてください (大学の講義関係の本は各人の専門性も異なるため、冊数のみの紹介となっています)。

■ 大学の講義に関連する書籍 (13冊)

 (a) 一般教養 教科書or参考書 「3冊」
 (b) 専門基礎 教科書 「8冊」
 (c) 専門関連 専門書 「2冊」

 ちなみに自分は大学では応用化学を専攻していたのですが、 『バーロー 物理化学 上 第6版』や 『ボルハルト・ショアー現代有機化学(第6版)[上]』は穴が開くほど読み込みました。 一般教養関係は余力があればもっと挑戦してほしいのですが、 まずは3冊を目標に、大学の教授に紹介してもらった本を読み込みましょう。

■ 本の読み方、学習に関するビジネス書 (4冊)

@本の読み方関係
  ・ 『戦略読書』 三谷 宏治
  ・ 『レバレッジ・リーディング』 本田 直之

A学習関係
  ・ 『使える脳の鍛え方 成功する学習の科学』 ピーター・ブラウン
  ・ 『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』 アンジェラ・ダックワース

 『レバレッジ・リーディング』は非常に読みやすいため、 読書習慣が無い方に最初にお勧めする一冊です。 『使える脳の鍛え方 成功する学習の科学』は私が今まで読んだ学習関係の本で断トツにお勧めできる一冊で、 「主体的な学習」が求められる大学での学習や、塾講師・家庭教師のアルバイトでも活用できる、 大学生必読の一冊だと思います。

■ 自己啓発関係 (3冊)

 ・ 『完訳 7つの習慣―人格主義の回復』 スティーブン・R. コヴィー
 ・ 『人を動かす 新装版』 デール カーネギー
 ・ 『道は開ける 新装版』 デール カーネギー


 社会人になって、仕事の能力と人格は指数関数的に比例しているな、と感じます (部下をマネジメントする立場になる時が変曲点だと思います)。 正直、大学生の間に人格形成を意識する必要はないと思うのですが、 友達と上手くいかないとか、就活で悩んだりとか、日々の悩みに対して先人の意見を参考にする、 という経験も是非大学生の間にしておいて欲しいと思います。

 自分は大学生の時に子どもが出来て「これからどうしよう…」と悩んだ時に、 『道は開ける 新装版』を何度も読んで救われました。 今でも仕事や家庭の事で悩んだときに、眺めたりします。

 大学生の間にそんなに深刻に悩み、これらの知識を体験に落とす機会があるのか、 何とも言い難いですが、生きていると悩みで眠れない夜は必ず来ます。 その時に備えて、のんびりと読み進めてみてください。

■ ビジネス全般 (26冊)

@ 働き方関係(師匠系)
 (日本人)
  ・ 『このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ (知的生きかた文庫)』 成毛眞
  ・ 『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』 ちきりん
  ・ 『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』 堀江 貴文
  ・ 『生き方―人間として一番大切なこと』 稲盛 和夫
  ・ 『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』 松下 幸之助
  ・ 『不格好経営―チームDeNAの挑戦』 南場 智子
  ・ 『一勝九敗 (新潮文庫)』 柳井 正
  ・ 『あんぽん 孫正義伝 (小学館文庫)』 佐野 眞一
  ・ 『シンプルに考える』 森川亮
  ・ 『稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方』 大前 研一
  ・ 『職業としての小説家 (新潮文庫)』 村上 春樹

 (外国人)
  ・ 『フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)』 デビッド・カークパトリック
  ・ 『イーロン・マスク 未来を創る男』 アシュリー・バンス
  ・ 『ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1』 ウォルター・アイザックソン

A ビジネス全般(スキル系)
  ・ 『最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』 ムーギー・キム
  ・ 『入社1年目の教科書』 岩瀬 大輔
  ・ 『ビジネスモデル全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)』 三谷宏治
  ・ 『採用基準』 伊賀 泰代
  ・ 『エクセレントな仕事人になれ!「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163』 トム・ ピーターズ
  ・ 『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』 安宅和人
  ・ 『マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則』 ピーター・F・ドラッカー
  ・ 『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』 ジム・コリンズ
  ・ 『非常識な成功法則【新装版】』 神田昌典
  ・ 『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)』 クレイトン・クリステンセン
  ・ 『過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題』 大石 哲之
  ・ 『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」』東大ケーススタディ研究会

 @については、師匠を探す気持ちで読み進めていってもらいたいと思います。 ここでは、個人的に自分が仕事で悩んだり、 気付きを与えてもらった機会が多かった著作を中心に選定しています。 これらの本からは「スキル」というより著者の「生き方」や「考え方」を見て、 自分がどう生きたいか、を考えるきっかけにして欲しいと思います。

 Aについては、学生の間に身に付けておいたら、 社会人になった時に(少しはですが)仕事が取り掛かりやすくなるだろう、という本を紹介しています。 いわゆるビジネス基礎の本で、簡単なものから難しいものもあり、 インターンシップや、研究活動、学生起業等、何かしら実践する機会も作れると考えています。 是非試してみてください。

■ 小説 (14冊)

@ 日常系
 ・ 伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー (新潮文庫)』『ラッシュライフ (新潮文庫)
 ・ 森博嗣 『すべてがFになる (講談社文庫)』『スカイ・クロラ (中公文庫)
 ・ 京極夏彦 『文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
 ・ 司馬遼太郎 『竜馬がゆく (新装版) 文庫 全8巻 完結セット (文春文庫)
 ・ 東野圭吾 『夢幻花 (PHP文芸文庫)
 ・ 横山秀夫 『64-ロクヨン-前編
 ・ 村上春樹 『1Q84 BOOK 1
 ・ 池波正太郎 『真田太平記 全12巻完結 [マーケットプレイス 文庫セット]
 ・ 陳舜臣 『小説十八史略 文庫 全6巻 完結セット (講談社文庫―中国歴史シリーズ)

A ビジネス系
 ・ 池井戸潤 『下町ロケット (小学館文庫)』『七つの会議 (集英社文庫)
 ・ 山崎豊子 『沈まぬ太陽 文庫 全5巻 完結セット (新潮文庫) [文庫] [Jan 01, 2002] [文庫] [Jan 01, 2002] [文庫] [Jan 0...
 ・ 橘玲 『タックスヘイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)
 ・ 百田尚樹 『海賊とよばれた男 単行本 上下セット』『永遠の0 (講談社文庫)
 ・ 真山仁 『ハゲタカ』

 小説については、おすすめの作家と代表作を紹介したいと思います。 1回生ならビジネス色の弱い伊坂幸太郎氏とか、森博嗣氏、3回生なら、ビジネス色の強い 池井戸潤氏とか山崎豊子氏あたりを読んで欲しいです。

 色々な小説を読んで感性を磨き、またお気に入りの作家の本は全て読みつくすのも、 大学生の間にしかできないことだと思います。 私は大学生の時には森博嗣氏を読みつくしました…懐かしい。 小説は人生を豊かにすると思っています。面白い小説があったら紹介してくださいね。

■ ビジネス書 業界(4冊)

【参考】
 ・ 『ブロックチェーンの衝撃』 ビットバンク株式会社
 ・ 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』 ケヴィン・ケリー
 ・ 『バブル:日本迷走の原点』 永野 健二
 ・ 『ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える』 ビクター・マイヤー=ショーンベルガー

 今回、2016年末時点での私の業務に関係する分野の4冊を紹介しましたが、 業界毎のトレンドがありますので、 その年の自分が志望する業界の最新の本を読むのが良いと思います。 ただ、これらを読み込むのは働き出してからでも遅くないので、 業界の理解をしやすい本を軽く読み進めるのが良いと思います。

■ ビジネス書 ノウハウ系(10冊)

 ・ 『世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』 久賀谷 亮
 ・ 『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』 testosterone
 ・ 『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』 デイヴ・アスプリー
 ・ 『人生がときめく片づけの魔法』 近藤 麻理恵
 ・ 『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』 岸見 一郎
 ・ 『伝え方が9割』 佐々木 圭一
 ・ 『一流の人は、なぜA3ノートを使うのか? すべてを“紙1枚”にまとめる仕事術 仕事の教科書BOOKS』 横田伊佐男
 ・ 『情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]』 奥野 宣之
 ・ 『自分を操る超集中力』 メンタリストDaiGo
 ・ 『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)』 ダニエル・ピンク

 日常を生産的にする本を抜粋してみました。 こちらも、自身の生活の中で生産性がよろしくない分野の最先端の動向を把握し、 体験するために、各分野ごとに一冊試せば良いと思います。 読みやすい本が多く、また一見効果が高そうなのではまりがちですが、 頭のトレーニングにはなり辛いので、注意が必要です

■ 自分の趣味 専門特化系(5冊)

【参考】
 ・ 『世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(改訂版)』 名畑 文巨
 ・ 『ロジャー・フェデラー (FEDEGRAPHICA)』 マーク ホジキンソン
 ・ 『モダン・ゴルフ』 ベン ホーガン
 ・ 『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』 ムーギー・キム
 ・ 『ビジュアルディクショナリー 英和大事典』 DK&日東書院本社編集部


 趣味を極めましょう。趣味は身を救います。 自分の場合「カメラ」「魚釣り」「スポーツ全般(特にゴルフ・テニス)」の3つは社内の誰にも負けたくありません。 また、3児の父親として、子どもたちを立派に育てたいとも考えています。 日常生活を豊かにし、また仕事にも繋がる趣味を大学時代に見つけ、 読書を通じて専門的な知識も身に付けて、人生をかけて極めて行きましょう。

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 今までで一番作成に時間がかかったコンテンツでした。 どれも自信を持ってお勧めできる本なので、是非本屋やアマゾンで内容を確認し、 丁寧に読み進めていってくださいませ。

大学生の間にしておきたい50のこと