TOEICの目標スコア取得に対する戦略を立案しよう


 TOEICについては、当初の英語力や戦略云々関係なく、必要な単語を覚えて、 集中的に過去問や苦手分野の問題を解いて、何回も本番の試験を受ければ、 2年もあれば目標のスコアを取得出来るのではないかと思います。

 しかし、どうせ勉強するのなら、楽しく効率的にしましょう。 TOEICは努力と点数が綺麗に比例する、非常に出来がよろしい試験です (真の英語の実力にマッチしているかは別にして)。 学生の間に、TOEICの学習を通じて、PDCAサイクルの回し方を体験することをおすすめします。

 戦略とは「目的(結果)を効果的に達成するために立てるもの」ですが、 戦略を立てることで、自身の計画と行動のギャップがわかり、 そこから学習等の行動パターンや性格もわかります。 (そこの振り返りも踏まえてアクションするのが戦略なので、ある意味当たり前なのですが…)

 そしてその行動パターンは、仕事を進める上でも、英語以外の学習をする上においても、 非常に役立つ情報となります(自分がどれくらいサボるか、どれくらい頑張れるかが分かるため)。 その情報を知っている、知っていないでは、社会人になったとき、 どれくらいの感覚で仕事を進められるか、その結果責任を持って仕事ができるか、大きく関わってきます。

 折角の機会なので、是非TOEICの学習を通じて、戦略思考を学んでいきましょう。 (私は自分の見積もりの甘さをTOEIC学習を通じて学びました(笑))

 戦略を立案するのに必要な大きな情報は以下の2つです。 ここでは、私がTOEICにて目標スコア(900)を取得した際にこれが効果的だった、 という情報を紹介していますが、当然人によって目標点数も違うと思いますので、 あくまで参考にしてみて、是非自分なりの戦略を立てて見てください。

、、、

@現状把握と目標設定

 就活等で焦っていない、1,2回生の場合、まずは一番近い日程でTOEICを申し込み、 ありのままの自分の英語力を確認するのが良いと思います。 実行にあたり一番困難なことは、試験会場に行くことでしょうが、 友達に受験を宣言するなどして、気合で試験会場に行きましょう。

 初回の受験では、試験の出来る出来ないは正直どうでも良いです。 ただ、必ず受験直後に、何が出来て、何が出来なかったかは詳細に記録してください。 各大問毎に何が出来たか、何が分からなかったかを必死に思い出してメモを残しましょう。 これをしなかったら、残念ながら受験費用は死に金になります。

 一ヶ月も立たないうちに点数と各項目の正答率が帰ってきます。 まずはここで、自分の受験直後の振り返りとのギャップを見て、 自分の「出来た具合」のギャップを図ってください。 毎回の試験後に自分が出来たかどうかの感覚を持つことも重要です。

 次に、返ってきた試験の点数から、目標の点数を設定しましょう。 大体TOEICは、470→600→730→860の4段階で評価され、 730くらいからだと就活の際に履歴書に書けます。 (英語が出来る、とは思われないでしょうが、努力は伝わると思います)

 学習に必要な時間は、1日1hの学習で、3ヶ月毎に1段階アップできれば理想です。 いつまでに、何点を取りたいか、ここで設定してください。 (スコア取得の目標期限が近い人は2倍頑張りましょう)

A効果的な学習計画の立案

 TOEICは試験として非常に良く出来ているので、 きちんと勉強すれば確実に点数が伸びます。 良質な問題集も市場に出ており、独習も容易です。 その分、自由度が高く、色々な物に手を出してしまいそうになりますが、 ここでは自分が学習効果が高かった教材と、それらを使う順序を紹介します。

・2ヶ月に一度の本試験を受ける。
目標スコアを取得するまでは、受験の感覚を忘れないために、 せめて2ヶ月に一度は本試験を受験しましょう。 月1にすると流石にブルーになるのでおすすめしません。

・TOEICに必要な単語を覚える。
『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』。 新形式にも対応したみたいですね。色々な単語集が出ていますが、 個人的にはこれ一択です。目標スコア関係なく、これに出ている単語は全て覚えてしまいましょう。

あとは、練習問題等を解いていて知らなかった単語を覚えていけば良いと思います。 ちなみに出会ってしまった英単語については、 どうせTOEFLで必要なので全て覚えてしまいましょう。全てです。例外は許しません(笑)

・公式問題集をやる。
公式問題集については、正直本誌より簡単な印象がありますが、 それでもまずはこれをやるべきでしょう。 形式が変わってしまい、過去のものを使いにくくなりましたが、 最新版の3冊(計6回?)分くらいは、きちんと時間を図ってやりましょう (リスニングとリーディングの時間は分けても良いので)。 もったいぶる必要は一切ありません。 後に回してしまったらやるタイミングを失い、 最後まで手がつけられないのが公式問題集です。

・分野別問題集(長文・リスニング)をひたすらやる。
おすすめは「イ・クンフンの極めろ」シリーズです。 非常にボリューミーで、かつ問題が細切れ(ページ毎)なためスキマ時間に勉強しやすいです。 内容については賛否ありますが、個人的にはこれを各分野毎に 2〜3周すれば、TOEICで出題されるリスニングや長文のパターンはマスター出来ると思います。 (TOEICはビジネス関係の問題が多いため、パターンが限定されています) (そのうち新傾向にも対応してくれるでしょう)

なお、この問題集が手も足も出ない場合は、英語の読み方から勉強したほうが良いかも知れません。 自分は浪人時代に代ゼミで富田先生にお世話になったので、 『富田の英文読解100の原則 上・下 (新装版)』をおすすめします。 久しぶりに再度購入して読みましたが、やはり良く出来ています。 自分はこの人に英語の読み方を教えてもらい、 知識不足以外で英文を解釈出来ないことがほぼほぼ無くなったので、 英語を読む力自体に不安を感じる人は、是非手にとってみてください。

・分野別問題集(文法・語法)をひたすらやる
おすすめは「1駅1題シリーズ」と「中村澄子の千本ノック!シリーズ」です。 これらも細切れの時間に勉強しやすいように構成されているので、 出版されているシリーズを全てやりましょう。 これにより、TOEICの文法・語法問題は瞬殺出来るようになり、 その結果長文にかける時間が確保され、点数が一気に伸びると思います。 途中のコラムもモチベ維持に役立ちます。頑張ってください。

(参考)TOEICの解き方を覚える。
1冊のTOEIC攻略本を読み込みましょう。ただし、1冊だけです。 TOEICはテクニックに走ってはいけません。 730点くらいまでならテクニックで伸びますが、どうせ800点を超えたり、 実際の英語力を身につけるにおいては、地道な勉強が必要です。 テクニックに走って地道に学習する気を無くしてしまうなら、この手の書籍は手を出さないほうが賢明です。 (自分はテクニックに走って、1年以上遠回りした感がありました)

解き方の本については、本屋でいくつか立ち読みして良さげな本を探してみてください。 自分は10年近く昔になりますが、ロバートハルキさんの参考書を使いました。 (どうしてもすぐに点数を伸ばしたい場合は先に手を取るのも良いかと思います) (しかし、そんな見せかけの点数を作っても、意味がないとも思います)

、、、、

 当然、これらを元に戦略を立てただけでは、TOEICの点数は伸びません(笑)。 当たり前ですが、これらに基づき地道な学習が必要なのですが、その継続が大変ですよね。

 長期的な戦略については「戦術」を工夫することが重要です。 自分も長期に渡り苦労した経験があるので、そちらについては、 次のページの「TOEIC学習を継続するための仕組み作りを工夫しよう」にてまとめたいと思います。 合わせてチェックしてみてください。





大学生の間にしておきたい50のこと