ボキャビルという名の英語の筋トレをしよう


 長年のTOEIC/TOEFL勉強及び、外資系企業で実践的に英語を使うようになって、確信したことがあります。 それは「単語力は英語力はそのもの」だということです。

 受験英語の世界では知らない単語があっても大丈夫でした。 受験での英語科目は論理的思考能力を問うための題材で、 論理的に英語の構文を把握し、知らない単語を類推する力を見ることが英語科目の一つの目的だったからです。

 しかし、社会人で実践的に活用する英語においては単語力は英語力そのものになります。 Google先生の力と構文を読み解く力があれば、英文解釈においては単語力は無くても大丈夫かもしれません。 しかし、それは時間が充分にある場合においてです。 ビジネスの中でふんだんに時間があるというケースは多くなく、 「30分でこの記事まとめておいて」という場合がほとんどだと思います。 (家でやる、というのは無しで。社会人になったら夜は飲みに行きましょう(笑))

 そして何より、単語力不足で辛い思いをするのは、会議等の会話の場です。 個人的な感覚ですが、一つの文に1つ以上知らない単語が出たら理解出来なくなることが多いです。 会話は流れ続けるもので、分からない度に会話を止めたら、 最初に約束していた時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。 (それでも正確に事を進めるために、止めないといけないんですけどね…) (向こうも付き合ってくれると思いますが、英語ぐらい勉強しておけよと思われているでしょう…)

 仕事においてだと、相手もビジネス上付き合ってくれるでしょうし、 単語もそこまで複雑なものは出ないでしょうが、大学生の皆さんには、 仕事以外の分野でも専門的な会話を行うための単語力も、時間のある学生の間に是非身につけておいて欲しいと思います。

 この項目では、暗記の指標、覚えるべき単語の数、単語の覚え方の3つを紹介したいと思います。

 まず、英単語を暗記することの指標についてです。 受験では英語は読むことがメインだったので、単語を覚える際も、 ゴロ等を使って少し時間をかけて記憶から引っ張り出せれば充分だったのですが、 実践的な会話においては、瞬間的に英語のままで意味を理解できる単語を増やす必要があります。 (単語暗記の初期の引っ掛かりポイントとしてゴロを使うのは全然OKです。むしろ使わないと無理です)

 おそらく、みなさんが「Thank you」とか「Not at all」とかを聞いた時に、 単語をバラバラにして、一つ一つの意味を理解して、くっつけて、日本語に変換する、 という作業をしていないと思います。 「Thank you」という言葉を聞いた時に「ありがとう」という日本語と合わせて、 「喜んでいる」イメージが湧くと思うのですが、 このレベルの単語を増やすことが、暗記する、ということの指標になります。

 これについては表現が難しいのですが…英単語を聞いて英語のまま意味を理解するイメージです。 この感覚は、自分の身の回りの海外の方が2カ国,3ヶ国の言語を覚える際に同じように意識されているので、 是非単語を覚えたかどうかの確認の際に、意識してみてください。

 次に、覚える英単語の数ですが、個人的には上限なしで、 見かけた英単語は全て覚える気概で勉強した方が良いと思います。 もし高校生がこのサイトを見ていたら、 もしくは大学生の方が塾講師や家庭教師で中高生に英語を教える機会があったら、 受験範囲とかつまらないことを言わずに、 教科書や問題集等で出てくるような英単語は問答無用で全て覚えたほうが良いとアドバイスします。 (当然受験は英単語暗記のみに時間を投資することが出来ないのは分かっていますが、 どうせいつかは覚える必要があると認識してほしいです)

 頭に入れる英語の指標として、下記の2冊を紹介します。











 おそらく、一般的な大学生はTOEICの学習から始めると思いますので、 まずは金のフレーズをベースに基礎となる単語を抑え、 そこにTOEIC関連の問題集等で出てくる単語を加えて、ビジネス系の単語を抑えます。

 それに加えて、一般教養の英語の授業や、 自分の専門の英単語を大学の講義を通じて、 語彙力を増やしていくのが基本的な進め方になると思います。

 しかし、先に目を通して欲しいのは、3800シリーズの方です。 海外留学に対する興味が有る無しを別にして、 世界の大学生と英語で議論するために必要な専門単語が網羅されています。 この問題集を先に眺めておいたら、ここまで覚える必要があるのか、という諦めがつくと思います(笑) (ここに出てくる専門外の単語はThank youのように瞬間的に出てくる必要はありません。 ただ、読んでいて引っかからない程度には覚えてしまうと、社会人になってかなり楽だと思います) (目標はLevel3です)

 最後に、単語の覚え方についてまとめておきます。 自分も色々な覚え方を試したのですが、今のところ情報カードを活用した暗記方法に落ち着いています。

 情報カードとは、5×3インチ(125_×75_)の単語カードの大きめのカードで、 Amazonでも取り扱われています。







 これの表に英語と発音記号、裏に日本語と例文と覚え方を記載し、 移動時間や寝る前にひたすら眺めます。 その際、順番で覚えてしまわないように、トランプの用に混ぜます。 レベル別に色を分けると、難しい単語を覚えた時に少し嬉しくなります(笑)











 そして、覚えたカードはこれも100均で購入したバスケット等に入れて、 全てのカードを暗記バスケットに入れることを続けます。 全てのカードが暗記バスケットに入ったら、また最初からやり直しです。 これを3回くらい繰り返します







 例文についてはアルクの英辞郎で気に入ったものを選びます (よく使うのなら、Proを契約しても良いと思います)。 暗記方法については、語幹を調べたり、ゴロを使ったり、 類語を並べたり、方法は問いません

 全ての単語に暗記方法を記載する必要はありませんが、 何回見ても覚えられない単語は間違いなく存在すると思いますので、 色々工夫して覚えましょう。 とくに、シンプルな単語で似た単語が増えだすと、殺意を覚えます(笑)

 以上、ツラツラとまとめましたが、英語力と単語力は大きく比例します。 ボキャビルについては、ある程度力がついてからまとめてやったほうが効率が良いという意見もありますが、 時間が許されている大学生の間にじっくりと単語を覚えて下づくりをしておいたほうが、 後々の英語力向上に大きく貢献すると私は思います。

 単語暗記は地味な勉強ですが、情報カードを活用して上手に生活に組み込んで、 ボキャビルマスターを目指してください!

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