リスニング力の向上に繋がる発音の練習をみっちりしよう


 自分の長きにわたる英語学習を振り返って、 時間のある学生時代に取り組んで良かったと感じるのが、 『英語の発音の練習』です。 自分が何故英語の発音に着目したのか、その記憶は定かではないのですが(何かの本に紹介されていたのかな)、 約一年間、通学時に「ブツブツ」ではなく「はっきりと大きな声」で、発音の練習をみっちりしました。

 発音の練習には時間と場所が必要であり、社会人になるとどちらの確保も困難になります。 自分は車で通学していたこともあり、毎日決まった時間に大声で練習することが出来ました。 下宿生の場合も、通学の時間が浮く分、お隣さんにドンドンされないレベルで練習できると思いますし、 実家通いの方も家事をしなくて良い分、社会人より圧倒的に時間があるはずです。

 自分は言いたいことを完全に英語にする力はまだありませんが、 それでも会社の海外の方に「1年以上は留学していたと思った!」と言われる機会が多く、 その度に小さくドヤ顔をしています。

 ただ、今回お伝えしたいのは、ドヤ顔をするために発音の練習を時間をかけて行うべき、 ということではありません。 私が発音を時間をかけて行うことをお勧めする理由。 それは「発音の練習がそのままリスニング力に直結するから」なのです。

 脳の言語に関する機能は色々な所で議論されており 「自分で発音できない音は聞き取れない」といった少し極端なものから、 「記憶するには発音とリスニングの両方をバランス良くする事が必要」という当たり触りのないものまで、 たくさんの検証が大学機関等でなされています。

 上のように、色々な機能が議論されている中で、 個人的には「脳は知らない音を知っている音に補完してしまう」機能が経験的にもしっくりきます。 音のように耳から入る情報だけでなく、目から入る情報も含めて、 無駄な情報を入れすぎると脳がパンクしてしまうため、 情報を補完して選別する機能があるのだと思っています (裏は取っていませんが(笑))。

 英語を使っていると、 おせっかいな脳が聞いた単語を良く知っている単語に変換してしまい、 相手が何を言っているのか全く分からないということが、本当によくあります。 しかも、自分が分かっている単語に変換しているので、余計にたちが悪いです(笑)。 例えば、

・It's so hassle.

を聞いて、hustleと聞き間違えるような…。 (hassleは上だと「めんどくさい」の意味で、 「ハッスルする(hustle)」とは正反対の意味になります)

 ボキャビルの項目でもまとめますが、TOEFLまで視野に入れると、 覚えないといけない単語は無数にあり、その勉強の前に発音の勉強をしておかないと、 折角覚えた単語の音を後で修正しないといけない可能性が出てきます。

 このおせっかいな機能を矯正するためには、 脳に正しい音を記憶させる必要があります。 そして、正しい音を記憶させるには、まず自分で英語の一つ一つの音を認識する必要があり、 その認識のための作業が発音の練習になるのです。

 大学受験はR/Lがメインであり、よほどの進学校で無い限り、正式に発音の勉強を行う学校は少ないと思います。 英語の発音を正式に覚えなおすことは、今後の英語の学習成果にかなり効いてくるので、 大学に入学したら早期に発音の練習に取り掛かることをおすすめします。

 さて、具体的な練習法ですが、これはもう専用の参考書を買って、 その方法に従って無心になって練習して下さい。 自分は『英語耳 発音ができるとリスニングができる』(松澤喜好)を使って練習しました。 (アフィリエイトサイトではありませんので、自分でググってください(笑))







 10年以上前に練習したので、新しい参考書が出ていないかと関連する書籍を一通り洗ってみたのですが、 個人的には変わらずこの本が一番優れていると感じました。

 発音の練習は、実際に声帯を使う、スポーツの筋トレに近くて、 おそらくですが、英語の勉強の中で一番楽しいです。 (飽き性な自分も一年間続けられました!)

 さっそく本屋に行って『英語耳』を買って、今日から練習しましょう!





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