エントリーシートはサクッと仕上げて、面接の機会を増やそう


 就活を始めて学生の皆さんが行きつく最初の登竜門はエントリーシート(ES)でしょうか。

 業界、会社によって、エントリーシートで求められる内容は大きく異なるので、 ここでは汎用的なエントリーシートのポイントを二つ紹介したいと思います。

 ずっと文章なんて書いていない…という人も心配いりません。 エントリーシートはあくまでビジネス文章であり、 作文を書くのとは違い目的がはっきりしています。 さくっと仕上げてGDや面接に行く回数を増やしましょう。

 一つ目のポイントは、エントリーシートはあくまで足切りと面接の材料であり、 エントリーシートだけで内定が貰えることは、ほとんどないということ。 大半の会社が、採用の合否は面接で決めます。 そのため、エントリーシートはあくまで補助シートであり、 その内容だけで合格は決まりません。 (出版業界は分かりません!!)

 なので、エントリーシートの目的は、最低限足切りを避けることと、 面談で伝えたいことをカバーする内容に仕上げること。 ここを意識するのが最初のポイントです。

 要は、エントリーシートで100点を目指すのではなく、 要点を絞って80点を仕上げて色々な会社に出し、 面接にいける会社を増やすというのが、エントリーシートにおける、 就活上の正しい戦略だということです。

 二つ目のポイントは、具体的なエントリーシートの書き方です。 エントリーシートを書く際は、自己PRと志望動機で、「Can,Want,Need」の要素を網羅的に抑えることと、 Canを論理立てて伝える、Wantで具体性を持たせることがポイントだと個人的には考えています。

 聞き方は会社によって色々ありますが、 就活ではシンプルに「この学生さんを採用して会社で活躍してくれそうか」という観点で面接をしており、 その一つとして、学生さんの強みや頑張ったことを例に、論理的思考能力やリーダシップ、 コミュニケーション能力、バイタリティ、ストレス耐性などを把握する例が多いです。

 なので、自分の強み、Canをどう伝えるか、というパターンを2〜3つくらい準備するのが、 エントリーシート作成にあたっての、最初のスタートとなります。

 どうやって、自分の強みを伝えるかというと、下記の論理構成が分かりやすいと思います。 (あくまで参考です。自分が伝えやすいように試行錯誤してください)

@私の強みは○○です
A私は学生時代、△△に取り組んでいました。
Bその中で私は■■という目標に向けて、××を実施していました。
Cしかし、◎◎という課題があり、上手くいきませんでした。
Dこれに対し、私は○○という自分の強みを活かし、課題を解決しました。
Eその結果、■■という目標を達成できました。
F以上のように、私の強みは○○であり、御社でもこの強みを活かして活躍したいと思います。


少し補足すると…

@⇒具体的で分かりやすいものを。一番大事な一言。しっかり考える。
A⇒内容は部活、サークル、バイト、研究、何でも良い。ただ、人との関わり方を見たい企業は多いので、 研究ネタだと後の解決が一人よがりになっていないかは注意。
B⇒目標設定の適正さと、それを達成するための戦略立案能力を伝える。目標は客観的に可視出来るものだとより良い
C⇒問題点がいくつかあり、そこから課題を抽出したか、場当たり思考、深堀出来る思考力を有することを伝える
D⇒強みを活かして人を巻き込んだ解決策だとよりベター
E⇒当初以上の目標だとなお良い。この時目標が客観的だと定量的に振り返りやすい
F⇒志望動機に繋がるように締めると話しやすい


 上記構成で、まずは2〜3個くらい準備しましょう。 どの内容が魅力的かは聞く人によるので、自分が伝えたいことを一番の軸にするのが大事なのですが、 可能であれば社会人の観点から、どのストーリが魅力的かを見てもらいましょう。 (自分の強みは客観的に把握困難なので、その観点も含めて)

 「上のストーリーに当てはまるものが無いんです…」と言われると、 「3年間何をしていたんですか?」と意地悪なことを言ってしまいたくなりますが、 大丈夫。きっと何らかのストーリがあるはずです。 別に高校時代の内容でも大丈夫です。久しぶりに、自分を振り返ってみてください。 たまには楽しいですよ!ただ振り返り過ぎて鬱にならないように(笑) (ESでは内容はそんなに問われないですが、 面談では内容の薄さがそのまま軽さに繋がってしまうので、 自己の強みを伝えるエピソードは丁寧に考えてくださいね)

 これを終えたら、次に志望動機です。こちらはWantがメイン、Needがサブになりますが、 可能な限り具体的に考えることがポイントです。 学生さんが得られる情報なんて正直皆無に等しいので、 何がしたいかなんてわからなくて当然です。 しかしその中で、どうやって自分なりに情報を収集して、 自身の経験も踏まえて、具体的なやりたいことにまで昇華出来ているかどうかが、 他の学生との差異化ポイントだと思います。

 しかし、この具体化の作業は社員さんの協力を得るのが一番手っ取り早く、効果的です。 OB訪問などで社員を捕まえられるのでしたら早めに捕まえて話を聞くのが良いのですが、 それが出来ない場合、ネットや新聞、本の情報を最低限サーチして、 自分の経験と合わせて話に具体性を持たせるようにしましょう。

 エントリーシートの段階では、おそらく見る側はそこまでの具体性は期待していません (あるに越したことはないですし、その一点で足切になる可能性はありますが)。 ただ、個人的には、情報が集まらない以上、ある程度で割り切って、 選考が進んできた段階で、得た情報を元に具体性を持たせていくことが、 ポイントだと思います。

 もう一点、志望動機を書く際に、受け身か能動的か、という観点は重要です。 御社なら○○が出来ると考え、だとどうしても受け身に見えてしまいます。 そうではなく、御社の○○を活用して△△を実現したい、 というストーリーにまとめる方が、前向きに仕事を作ってくれそう、という感じが伝わると思います。

 エントリーシートについては、業界によって求められる内容が大いに異なるため、 抽象的なアドバイスになって申し訳ないのですが、 相手が求めていることが何かを考え、それに沿った内容、コミュニケーション能力が求められていることは 前提として間違いないので、そこだけは外さないようにしてください。

 是非参考に!





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